ジン典

第11話 世界を変える重み

あらすじ

誰かを救った結果、生まれない人間がでてしまう?

カヤの忠告を受け、の科学っ子の血が騒ぐ。

書きかえる前の歴史はどこへ行ってしまうのか。三吉を助けたことによる現在への影響はどうなのか。

この謎が解明されればどんなに素晴らしいことかと一は力説し、あらしにも同意を求める。

しかし、あらしが答えて語ったのは、自分の力の恐ろしさだった。

「私だって… 誰かを助けた代わりに 誰かが消えちゃうようなこと してるんだよ」

そう言い残して寂しげに笑いながら、彼女は水撒きに行ってしまった。

あらしの心を傷つけてしまったことにようやく気付き、うろたえる一。

マスターに泣きつくも、「テメーで考えろ」と突き放されてしまう。

悩んだすえ、一はあらしを近くの平和な時代へのタイムトリップに誘う。あらしも快諾。

そして訪れた1985年で、彼らは一人の少年に出会ったのだった。

データ

巻末コメント 兵隊さんだった方のお話を聞きました。作品とか関係なしに大変ためになるお話でした。
前ヒキ 久々に登場のグラサン。その雇い主は──…!?
後ヒキ あらしの身内と称する謎の二人の少女。その正体と目的とは一体──…!?
ページ数 24
初出 ガンガンウイング 2007年 8月号
発売日 2007年6月26日
表紙
扉カラー頁
収録巻 第2巻

初登場キャラ

舞台

加奈子とやよゐの屋敷は、横浜市神奈川区山手の「外交官の家」がモデル。

劇中では神奈川区反町にあるという設定。

外交官の家