ジン典

スクールランブル三学期

School Rumble』のOVA第2弾。

「TVで26話放送された」という架空の体裁のもと、実際には最後の2話分のみが製作された。

原作単行本の限定版特典。

#25をVol.21に、#26をVol.22に収録。

原作との対応

アニメ 原作
#25 ♯259♯266
#26 ♯266♯275♯282♯283

小林尽の担当部分

小林尽コメント

スタッフ・キャストコメント

原作者にとって、アニメという共同作業に関われることは、またとないチャンスです。

さまざまな分野の人間が自分のプライドをもって関わるので、才能、発想を肌で感じることができるのです。

すばらしいフィルムが出来上がることと思いますが、そんな一コマ一コマに期待しています。

スタッフ制作日記

第1回

第一回を担当させて頂く事になりました、小林です。

まずはアニメ第三期、おめでとうございます&ありがとうございます。

スクランは僕のデビュー作でして、アニメにして頂くのも製作現場に行かせて頂くことも初めてでした。

ですので、「アニメと言えば」という印象がとても強いスタジオ&スタッフさん達で、先日何度か打合せに参加させて頂きましたが、やはり今でも新鮮です。

心強く、玄人集団の中に放り込まれると僕自身もやる気を頂けます。

スタッフの皆さんには、過密スケジュールで大変な作業になることと思いますが、ご迷惑をおかけします。

また光栄に思います。

これ制作日記なんですよね、すみませんカタイ文章で。

あ、連載が進むにつれてキャラのデザインが微妙に変わってきてるし。

目とか、第二期のときも相当苦労をおかけしたんですけど、今回もそのへん先に謝っときます。

と言うか高松監督にはすでにつっこまれました。

すいません。

最後まで楽しく出来あがることをお祈りしております。

連載のほうも頑張りますので。

何かお手伝い出来ることがあれば。

むしろ呼んで下さい。

第11回

原作の小林です。

先日、ダビング作業を見に行かせてもらいました。

ダビングと言うのは、画面の絵に音を合わせて行く作業です。

音とは、主題歌から、B.G.M.、役者さんの声、鳥の声、波の音、バイクの音、歩く音、イメージ音(ガーン、とかほわわ~んとか)などです。

一個一個音響の方々がはめ込んでいます。

普段目にしない複雑な機器やパソコンがずらりとひしめく部屋に、監督さん、演出家さん、制作プロデューサーさん(スケジュールや原画の受け渡しなど細かな管理をする方)、マーベラスのプロデューサーさん、講談社のライツの方々(版権の管理をする人)などが、またずらりと並んで作業を見守ります。

音響監督さんと監督さん演出さんがやり取りをします。

もう少し効果音のタイミングをずらせないか、B.G.M.を落ち着いた感じに出来ないか、声の大きさを落とせないか(会話がかぶるシーンなど)、逆にもっと拾えないか…。

一個一個、小さな音まで音響の方々が調整していきます。

「じゃあこれで、通して観てみますか」と言うとそこからまた音響さん達が作業をして、通して観られるように一本にしてくれます。

待ち時間中も、皆さん打合せの電話をしたりスケジュール調整をしたりします。

しばらくして、通して観てみて、また直すところをピックアップして調整して…を繰り返します。

ずーっと作業は続きます。僕はただただすげえなぁとぼ~っとするだけでした。

作品を創るってハンパな労欲では出来ない!頑張ろうとガッツをもらって帰りました。

とれたて! ほびーちゃんねる 声優警察ex.9 『スクールランブル三学期』小清水亜美さん&小林尽先生

作品がクライマックスにむけて盛り上がっているところで、アニメを作ってもらえるということで原作者冥利に尽きます(笑)。

読者さんにとっては漫画ありアニメありで二倍に楽しめると思います。

スタッフさんもものすごく気合を入れて作ってくれているので、期待していてください。

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