あらし（嵐山小夜子）

あらしやま・さよこ

ヒロイン。

60年間、夏だけを繰り返し過ごしてきた「幽霊」の少女。

喫茶店「方舟」のウェイトレス。

過去へ飛ぶ力を持ち、一の助けを借りて死の運命にある人々を救っている。

長い黒髪と古風な雰囲気を持つ美少女。

見た目の年齢は16才ぐらい。スタイル抜群。

明るく細かいことは気にしない性格で普段は子供っぽいが、ときには大人びた表情を見せることも。

通じることができるのは男の子だけ。

恋愛に奥手で、自分は恋を経験しないまま死んでしまったと語っている。

元は大きな屋敷に住んでいたお嬢様。幼い頃はお転婆だった。

戦争で空襲に巻き込まれたことにより幽霊となったのだが、なぜ現世にとどまることができるのかはあらし自身にも分からない。

戦後60年間は、猪田と共に方舟で時を過ごしてきた。

「あらし」はあだ名で、本名は「嵐山小夜子」。

人間関係

タイムトリップのパートナー。

一つ屋根の下で暮らし、一緒に方舟で働きながら、過去へ飛ぶために力を貸してもらっている。

その仲の良さは年の差や出会ってからの日の浅さを感じさせないほど。

一方で、異性としての一の想いには触れないようにしていた。

しかし、幼いころ出会っていた事に気づいてからは、その気持ちが揺らいでいく。

女学校時代の親友。

同じように幽体になっていたとは知らず、空襲以来離れ離れになっていたが、方舟で60年ぶりの再会を果たした。