ジン典

第37話 昭和20年で…。

あらすじ

が目を覚ますと、そこは方舟の一室であった。

「安心して! ここはもう現代よ!」

カヤの声を聞き、堰を切ったように号泣する潤。

涙に震えるその肩をカヤはしっかりと抱きしめる。

しかし、そこにあらしの姿はなかった。

時はさかのぼって昭和20年4月15日、焼夷弾の雨降る街の中。

爆風が潤を巻き込む寸前、一が身を挺してその身を庇う。

倒れこむ二人。

幸い、潤は気を失っただけであった。

潤を庇いつつ、あらしと一は再び炎の中を行く。

そして無事に猪田を救ったカヤと合流。

三人の顔にようやく安堵の笑みが浮かぶ。

だが次の瞬間、崩れ落ちるように倒れる一。

その体は血で赤く染まっていた。

あらしは血相を変え、現代に戻ろうと一の手をとったのだが……

データ

巻末コメント (コメント欄なし)
前ヒキ 空襲の中、八坂に庇われたは…。
後ヒキ 八坂が負傷し、現代へ戻れなくなってしまった二人の運命は──…!?
ページ数 26
初出 ガンガンJOKER 2009年 9月号
発売日 2009年8月22日
表紙
扉カラー頁
収録巻 第6巻

単行本での修正点

内容
158 第37話比較01

ガンガンJOKERでの同時掲載物